新幹線で赤ちゃんと移動するとなった時には、オムツ替えができるか?授乳はどうする?赤ちゃんが途中で泣いたらどうしよう?など不安に感じることもあるかと思います。
新幹線での移動は比較的長時間になるため、赤ちゃんとの移動の際には事前にしっかりと準備をして臨みたいですよね。
私は今関東に住んでいて子育てをしていますが、実家は関西です。
これまで何度か子供を連れて関東と関西の間(品川〜京都)を往復していますので、そこから学んだ新幹線のおすすめの車両と座席や移動のポイントをお伝えします。
おすすめの車両と座席。
まず、赤ちゃんを連れて新幹線に乗るのであればおすすめは11号車、12号車です。
11号車、12号車の中でも特におすすめの座席は、下記の付近です。
【東京⇨京都方面は11号車の11A〜11E、12A〜12E、13A〜13Eあたり(11号車の進行方向後ろ付近)】
【京都⇨東京方面は12号車の1A〜1E、2A〜2E、3A〜3Eあたり(12号車の進行方向後ろ付近)】
この座席がおすすめの理由としては、下記の3つの理由があります。
①多目的室・多機能トイレが近い
②一番後ろの座席は荷物が座席の後ろにおける
③デッキが違いので赤ちゃんが泣いてもすぐにデッキに出られる
それぞれについて、詳細に記載して行きます。
①多目的室・多機能トイレが近い
まず、ひとつめの理由としては11号車と12号車はおむつ替えのための多目的室、多機能トイレが近いということがあります。
新幹線には11号車と12号車の間に多目的室と多機能トイレがあります。
11号車の11A〜11E、12A〜12E、13A〜13Eあたりや、12号車の1A〜1E、2A〜2E、3A〜3Eあたりは多目的室や多機能トイレに近い座席となりますので、おむつ替えが必要となった時にはおむつ替えシートのあるトイレにすぐに行くことができます。
新幹線は奇数の車両に洋式トイレがあり、おむつ替えシートがあるのですが、通常の洋式トイレに設置されているおむつ替えシートは少し幅が狭く、赤ちゃんが動くようになると揺れる車内ではオムツ替えが大変なサイズ感です。
一方、11号車に設置されている「多機能トイレ」はトイレの個室自体が広く、おむつ替えシートも広いので、少し余裕を持って利用することができるかと思います。
また、「多目的室」とは、身体に障害がある方のための部屋なのですが、利用している人がいない場合には授乳やおむつ替えのために利用することができます。
ただし、この多目的室を利用するためには、利用したいタイミングで誰も利用していないということと、利用する前には車掌さん(もしくは車内販売の方)に声をかけて鍵を開けてもらう必要があります。
多目的室は、利用ができれば授乳もできるしオムツ替えもできるのでとても便利だと思いますが、私はこれまで利用したことはないです。
車掌さんをタイミングよく捕まえることができていないのと、多目的室が使用中になっていて空いていないことが多いからです。
私が初めて新幹線に赤ちゃん連れで乗った時には、事前に多目的室があることは調査していて、「授乳やおむつ替えは多目的室でできるから安心♩」と思っていたのですが、実際には多目的室はずっと埋まっていて利用することができず、授乳は座席で授乳ケープを使って行い、おむつ替えも多目的トイレを利用しました。
それ以来、多目的室の利用は期待せず、授乳ケープは必須で持ち歩いています。
多目的室については利用できればとても便利なのですが、利用するためのハードルは若干高いので、「使えればラッキー」ぐらいの気持ちでいた方が良いかと思います。
②一番後ろの座席は荷物が座席の後ろにおける
次に、この座席がおすすめの理由としては、一番後ろの座席は荷物が座席の後ろにおけるというメリットがあるからです。
これが使える座席は、特に下記の座席です。
【東京⇨京都方面は11号車の13A〜13E(11号車の進行方向1番後ろ)】
【京都⇨東京方面は12号車の1A〜1E(12号車の進行方向1番後ろ)】
赤ちゃん連れでの移動の場合、荷物はとても多くなるかと思います。
赤ちゃんをベビーカーにのせるのであれば、ベビーカーも持って行く必要がありますよね。
そんな大荷物を棚の上に置くのは大変だと思いますので、一番後ろの席を取っておき、席の後ろに荷物を置く方法がとても楽です。
一番後ろの座席を予約していなくても一番後ろの席の後ろの空いたスペースには荷物を置くことはできます。でも、ベビーカーなどの大きな荷物をおいた場合には、その座席に座っている別の人が背もたれを倒しにくくなってしまうこともあるので、できれば一番後ろの席を予約しておくことをおすすめします。
私はいつも新幹線で帰省する際には、赤ちゃんは抱っこ紐で抱っこして、ベビーカーに荷物を乗せて移動しています。
そして、荷物を乗せたベビーカーはそのまま座席の後ろにおいています。
荷物を荷物棚の上に乗せて、ベビーカーは畳んで足元に…という方法もあるかと思いますが、赤ちゃんを抱っこした状態だとかなりハードだと思いますので、ベビーカーは畳まずにそのまま移動できる方が楽です。
③デッキが近いので、赤ちゃんが泣いてもすぐにデッキに出られる
この座席がおすすめな理由の3つめは、デッキが近いので赤ちゃんが泣いてもすぐに立ち上がりデッキに出ることができる、ということがあります。
赤ちゃんはちょっと前までご機嫌にニコニコしていたのに、急に泣き出してしまい困った!ということも多々あるかと思います。
静かな車内であれば周りの人に気を遣ってしまうこともあるかと思いますので、泣いている赤ちゃんをデッキであやすのであれば出入口に近い座席がおすすめです。
窓際に座って景色を見せてご機嫌をとる、というのもいいかと思いますが、隣が知らない人であれば通路側の席を取っておいた方が立ち歩きやすいです。
車イス専用シートは予約できる?
新幹線の11号車ですが、12列めと13列めは2列と3列の並びではなく、2列と2列の並びになっていて、車イスの方の専用のスペースが設けられています。
この車イス専用スペースは、もし空いているのであればそこにベビーカーをそのまま置くことができるので、赤ちゃん連れには嬉しい座席です。
ただ、この座席はウェブなどで事前に予約を取る際には席が空いていないという表示になり、事前に予約を取ることはできないです。
当日になって車椅子の方の利用が無い場合に予約を取ることができるようなので、もし空いているのであれば当日に席を変更するというのが良いかと思います。
予約の時の注意!
新幹線で事前に席を予約する際の注意ですが、N700系と700系では多目的トイレの有無が異なるようですので、注意が必要です。
これは実際に私は一度失敗しています。
N700系と700系の違いを意識せずに予約してしまったのですが、700系の列車には11号車に多目的トイレがありませんでした。13号車には洋式トイレがあったので、13号車まで移動して洋式トイレに設置されているおむつ換えシートを利用しました。
せっかく多目的トイレのために11号車を予約したのに、11号車にはおむつ換えシートがあるトイレがない!!という大きな失敗をしてしまったのです。
動いている新幹線の中で赤ちゃんを抱っこして11号車から13号車まで移動するのは大変でしたし、普通の洋式トイレに設置されているおむつ換えシートは小さくておむつ変えが大変でした。
新幹線の車種によって多目的トイレの有無が異なるようなので、予約の際には注意が必要です。
まとめ。
新幹線を予約する際には、赤ちゃんと無理なく移動ができるように早めに予約を取って希望の席を確保できるようにすることをおすすめします。
11号車や12号車付近は赤ちゃん連れの親御さんが多いです。慣れている人は早めに座席を確保していますので、赤ちゃん連れの移動で困らないように万全に準備をしておきましょう。